日本の伝統芸能浪曲シリーズ 〈3〉
二代目広沢虎造 清水次郎長 名古屋の御難/勝五郎の義心【カセット】
1.名古屋の御難 曲師◆佐々木伊代子 [24分20秒] 秋葉山三尺坊の火祭りの高まちで、仙右ヱ門の仇を見事に討った次郎長が、武居の安五郎とは大喧嘩になる所を、藤枝長楽寺清兵ヱ、伊豆の大場の久八、甲州紬の文吉らが入って、丸く納め、次郎長は病気がちの女房お蝶と、子分の石松を連れて長い旅に出た。東海道を西へ、やっと名古屋迄来た頃、懐中の路銀もなくなり加えてお蝶の具合も悪くなり困り果てていた所、一人の男に声を掛けられた。この男が小川の勝五郎であった。2.勝五郎の義心 曲師◆佐々木伊代子 [21分26秒] むかし恩義になった次郎長親分の難儀を見てった勝五郎が、貧乏所帯ではありますがどうかあっしの家へ…と、三人を鍋屋町の我が家へ案内した。「おっそろしい汚ねえ家だ」と、遠慮のない石松をたしなめながら次郎長は、温かい勝五郎の気持ちを喜んだ。三度の飯を炊く米も、何処かへ行って都合をつけてお蝶のおカユを作るこの男に次郎長は感謝した。終には先祖からの仏壇まで売って面倒をみた。次郎長は心の中で手を合わせた。
※ご注文商品が在庫切れの場合は入荷予定をお知らせ致します。
注文の前にお聞きになりたい場合は【お問い合わせ】よりご連絡くださいませ。
◆TETR-20103/カセット※台詞カード付