日本の伝統芸能浪曲シリーズ 〈27〉
三門博/唄入り観音経 【カセット】
1.吉五郎発端の巻 曲師◆鈴木リウ [27分52秒] 白石在小菅の百姓で甚兵衛、村の衆から預かって来た年貢の金を懐に浅草見物と洒落こんだ。人混みにウロウロしている時に、見事に懐中に納っておいた五十両の年貢を掏られてしまった。”大変だ!”と騒いでみたが後の祭り。困り果てた甚兵衛は、故郷に帰ることも出来ず、隅田川にかかる吾妻橋から隅田川へ身を投げて死のうと決心した。今…飛び込もうとした時、一人の男が呼び止めた。この男こそ本篇の主人公、木鼠吉五郎である。2.吉五郎改心の巻 曲師◆鈴木リウ [27分49秒] 吾妻橋で百姓甚兵衛を助けて五十両の金を与えた男は義賊木鼠吉五郎。甚兵衛はこの御恩は一生忘れませんと手を合した。数年後、吉五郎は御用となって南町奉行所預かりとなり、大岡越前守の裁きを受けることとなった。所が調べてみると、金こそ盗んでいるが非道をした事は一度もない。越前守の粋な計いで吉五郎は所払いの罪で済んだ。人の情けに感じた吉五郎は心から改心して、名も西念と改め仏門に入り、全国行脚の旅に出た。
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◆TETR-20124/カセット※台詞カード付