梅中軒鶯童/紀伊国屋文左衛門
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1.紀伊国屋文左衛門(紀文の船出)その一 曲師◆東家みさ子 [17分19秒]
親が残した身上をすっかり食いつぶし、年中ブラブラしている紀伊国屋文左衛門も二十五才となり、知人より千両という大金を借り、紀州蜜柑八万籠を八百両で買い占め、五十両で梵天丸船の手入れをし、残り百五十両を持って船頭連中の前にやってきた。今年はもう何十日も大時化が続いて沖へ出て仕事もできず大弱りの船頭達に文左衛門は船頭一人割十両、全員十二名に前渡金を出すから、この大時化の中を江戸へ出航してくれと……。
2.紀伊国屋文左衛門(紀文の船出)そのニ 曲師◆東家みさ子 [17分06秒]
十一月八日は江戸ふいご祭り、江戸ッ子は紀州蜜柑を食べる習わしがあり、今年は時化で出航できない。文左は蜜柑を買い占めこの大嵐の海へ船で江戸へ送る一世一代賭に出た。文左や船頭全員死装束で和歌浦の浜から梵天丸船に乗って大時化の中江戸に向かって出発した。遠州相模の荒灘を乗り越え、百有余里の大海を、紀州男の命をかけて、百万両の望みを抱いて、蜜柑の船が江戸へ行く。紀伊国屋文左衛門度胸千両の物語。
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◆TETR-20206/カセット※台詞カード付